合コンに参加したら犯罪に巻き込まれ多額の借金をさせられたお話②

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人生

合コンに参加したら犯罪に巻き込まれ多額の借金をさせられたお話②

今回のお話は前回記事の続編という形になります。

この記事だけ読むといきさつが分かりずらいと思いますので、前回記事をご覧ください。
https://korekara-party.site/debt-trouble/

四面楚歌

出張カジノ…?

いや、そもそもカジノってなんだよ。
ここ日本だし,

こんな田舎でそんな状況になるとか訳分からな過ぎでしょ…。

どうにもこうにも頭がパニックで、目の前の状況が分からずにポカンと目を合わせる自分と岡田。

強引に荷物奪い取って逃げようか…。
いやでもタトゥー入っているし、免許や保険証撮ったって言葉も嘘には到底聞こえない。

むしろ奴らの裏に暴力団とかヤクザとか、反社会的組織が付いている可能性もあるのではと考えただけで足が震えた。

家族や職場の方が何か危険な目にあったら…。
ただただずっとそう考えていた。

人生で初めて命の危機感を本気で覚えた。

何とか冷静になって、ここを抜け出さないとって必死で頭をフル回転させるが打つ手が全く思い付かない…。

逆らったら何されるか全く予想付かないので、とりあえず相手の言っていることを聞くことにした。

出張カジノ

鈴木「まあまあ、このゲーム一回終わったら帰れますので。本当は誰も巻き込みたくなかったんですが、1人じゃ参加できないゲームなので一緒に参加してもらえますか?」

自分「カジノって聞くからにヤバそうだから、できれば参加したくない…。」

岡田「……」

鈴木「誤解されてるかもしれませんが、僕たち3人は同じチームです。今来たこの男がディーラーになるのですが、基本僕と同じ選択をしていれば負けることはまずありません。僕だって負けたら困るので、2人を負けさせる訳にはいきませんので。」

自分「いや、そんな上手い話はありえくないですか?普通に怖いんですが…。それにディーラーには絶対勝てないイメージがあるんですけど…」

ディーラー「それなら心配ありませんよ。僕が勝とうが負けようが、自分は何の取り分もないんでバイトです。固定給なので勝敗とか関係ないので、鈴木さんと組んでおいた方がいいと思いますよ」

ちょっと何言ってるのか理解出来なかった。

絶対何か企んでる。
そう確信はしていたが身元がバレている以上、逃げても無駄なことも理解してしまっていた。

誓約書

逃げようにも逃げられないので、仕方なく参加させられてしまう事態となってしまった。

構図としては

鈴木、自分、岡田 VS ディーラー

という形になった。

ディーラー「ではゲームに参加する前に誓約書を書いてもらう必要があるので、記載をお願いします」

自分「誓約書?たかがゲームでそんなもの書く必要なくない?おかし過ぎるでしょ」

ディーラー「一応日本では禁止されているカジノです。第三者に口外しないように書いてもらうだけなのでそんな堅苦しいものではありませんよ…」

疑いの目しか持てない…。

ディーラーの男が鞄から白い紙を取り出して、鈴木、自分、岡田に配っていく。

しかし何も書いてない白紙であった。

自分「これ、何も書いてないけど…?」

ディーラー「今からご自身で書いていただきます。内容はこのスマホの写真通りに書いて下さい」

おかしい…おかし過ぎる。
何か企んでいたとしては準備が出来ていな過ぎる…。

もしかしてこいつらただの馬鹿なんじゃないか…?
それともディーラーの言う通り、本当に勝ち負けがどうでもいいというのだろうか…?

記載内容

ディーラーから書くように指示された画面を見て、白紙の紙に記載することになってしまった。

何度も逃げたいと思い続けているが、住所と会社名がバレてる以上下手な動きをして刺激するのは避けたかった。

奴らの裏にはどんな人間が付いているか分からない…。

何で自分がこんな目に…。
ずっとそう思ってもはや頭の中は真っ白でひたすら動揺するだけだった。

細かな内容は覚えていないが、2点だけはハッキリ覚えている。

・損失を出した場合はその日当日中に全額支払うこと
・第三者には絶対に口外しないこと

この2点に関しては一番最初の行で書かされた。

当日中って全払いって…負かせる気満々じゃねえか!!

書いたら「少し登録してくるから席を外します」とディーラーが席を立った。

登録…?

もはや鈴木とも岡田とも口を聞きたくなかったので、疑問を覚えることでも口には出さなようにしていたと思う。

10分後くらいだろうか。
ディーラーが戻ってきた。

「登録って一体…?」
恐る恐る質問をディーラに投げかけた。

ディーラー「カジノ本部に3人の情報登録しただけですよ。登録しないとゲーム出来ないので。このゲームを行うのにも一応本部に許可がいるんですよ。勿論、このゲームが終わったら解除も出来るので安心してください。」

一体自分はどうなってしまうのか…。
血の気が引くとはこの事かと考え、この辺りから記憶が曖昧になっていった。

おいちょかぶ

ゲーム内容は「おいちょかぶ」というものだった。

最初は「かぶ」と略語を使っていたので、パニックな自分は「株」に関するゲームなら自分でも勝機があるかもしれないと思い込んでいた。

だが単なる「株‡おいちょかぶ」の違いであった。

何分、自分は全く「おいちょかぶ」というゲーム内容を知らなかった。
ディーラーは勿論、鈴木や岡田もおいちょかぶについて詳しく知っていた感じだった。

簡単に説明すると、

・3枚配られる中で配られたカードが「9」に近いときにストップを掛ける。
(1枚目に8が出たときは、残り2枚を放棄できる)
・もし3枚ゾロ目になったら「アラシ」といって無条件に勝利となる。

こんな程度の説明を受けたと思う。
記憶も曖昧なので、引用ページを載せさせていただきます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%8B%E3%81%B6

Wikipediaより引用させていただきました。

鈴木「自分と同じ選択をしてください。絶対に負けさせませんから。数回、練習してから本番に
移りましょう。」

そう言われ、数回練習はしてみたが全く理解できなかった。

1ゲーム目

結局よく分からないまま本番のゲームがスタートした。

これもよく分からないが、ゲーム参加代として1万を手付金として預けることになった。
(ゲーム終了時に返金するとのこと。)

ここから既によく分からなかった。

1ゲーム5回ディーラーと勝負し、全3ゲームで15回勝負するという手順だった。
勝負して勝てば勝つほど、レバレッジを大きく増やせるという如何にも裏がありそうな具合だったことはよく覚えている。

1ゲーム目は5回勝負して、頭が真っ白になりながらも鈴木の指示に従い多少のレバレッジを増やさせらながらも勝った。

そして休憩になり、1人でトイレに行ったことは記憶に残っている。

勝敗

どうにかこのまま無事に終わってほしいと思いながら、2ゲーム目が始まった。

6回目もなんとか勝ち、7ゲームになった時にその時は来てしまった。

鈴木が突如言った言葉。

「流れは完全にこちらに来てます。一気に決めてここで勝負付けましょう。一気に全勝負で掛けさせて下さい。」

嫌な予感がした。

結果…ディーラーの「アラシ」のゾロ目が出てしまう逆に勝負を決められてしまった…。

このタイミングで勝負を全レバレッジを掛けていた自分、鈴木、岡田の敗北が決まってしまった瞬間だった。

精算

全レバレッジが3人とも掛かっていた為、どれくらいのマイナス金額が生じるのか精算することになってしまった。

3人とも6ゲーム目までは順調に勝っていたので、殆ど全員が同じ金額負けてしまったことになる。

精算金額はなんと「-260万円」という金額だった。

本当に血の気が引いて、背中に冷たい汗が流れたのが身を持ってわかった。

ディーラー「誓約書通り、本日中に支払いをお願いします。支払いが完了するまで外部との連絡を遮断する為にスマホを預らせてください」

憔悴しきっていた自分、岡田のスマホは机の上に置いてあり、有無も言わさず没収された。

鈴木は平然とした顔をしていた為、ディーラーと繋がっているという確信がかなり高いところまで来ていた。

しかし、どうにもこうにも260万円なんて大金なんて直ぐに用意できる訳がない…。

バックレて逃げようか…。
何度も考えたが、住所や職場、スマホなど全ての個人情報が奪われている以上それが出来ない状況であった。

第三者

ディーラー「お金、なんとかなりそうですか?」

自分「いや、無理です…」

岡田「僕も無理です…」

鈴木「…提案がある。自分の知り合いに会社を経営している社長がいる。その人に頼んで何とかしてもらうのはダメか?」

ディーラー「ダメだ。第三者には口外しないと誓約書にも書きましたよね?」

鈴木「でも今のこの状況で誰も払えないなら、その人しかアテがない。その人に電話で事情を説明するから、話だけでも聞いてもらえないか?そもそもこの二人を巻き込んだのは自分なんだ。だから手は尽くさせてほしい」

ディーラー「…分かった。じゃあ話だけは聞く。」

鈴木に対する疑いの目が晴れた訳ではない。
自分と岡田はアイコンタクトを交わし、もしかしたらこの状況が何とかなるのではないかと淡い期待を抱きはじめた。

ディーラーは鈴木にスマホを一旦返し、電話することを許可した。

しかし、全てが怪しく見える。

スマホのマイクが壊れているという理由でイヤホンで通話をしながら、そのままディーラに渡す。

ディーラーの声しか聞こえないが、これまでのいきさつなどの事情や現状把握をしていたと思う。

20,30分程度だろうか。
鈴木、ディーラーがその社長と言われる人物と話していた。

ようやく電話が終わり、ディーラーが口を開いた。

「とりあえず、今から彼の知り合いの社長という人物に会いにいきます。皆さん同行願います。」

ということだった。

この時、既に朝の5時を回っていた気がする。

そんなこんなで、憔悴しきって放心状態の自分、岡田、鈴木、ディーラーは社長に会いに行くためにカラオケ店を後にした。

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